弁護士望月浩一郎 個人Webサイト

ニュース詳細(2010年 4月20日)

  日本スポーツ法学会では、スポーツ基本法立法化を目指し、2009年12月19日には、シンポジュームを開催しているところです。  政府・文部科学省は、「スポーツ立国戦略」の策定と共にスポーツ基本法の立法化を検討しており、4月20日までに5回のヒアリングを行っています。
 一方、スポーツ議員連盟(麻生太郎会長)も、スポーツ基本法の議員立法を目指して、4月20日にヒアリングを行っています。
 私も、日本スポーツ法学会の一員として、4月20日のスポーツ議員連盟のヒアリングに参加をしました。私は、アスリートと競技団体との紛争に現実にかかわっている者の一人として、「スポーツ基本法案」にアスリートの権利保護の規定を加えてもらう意見を述べています。
 意見の要点は、
(1) スポーツ界では、あるプロスポーツ団体の重要な地位を占める人が「たかが選手」と言うような意識状況の中で、選手の権利を守る必要性が高いこと、
(2) 我那覇和樹選手 vs Jリーグ、小林祐梨子選手 vs 東日本実業団陸上競技連盟、東京の高校スキー部の学生 vs 全国高等学校体育連盟などの事件を通じて、第三者である日本スポーツ仲裁機構において、アスリートの早期権利救済の機会を広げる必要性があること、
です。
 スポーツ議員連盟では、連休明けにも法案提出を目指しているということですので、今後の動きに注視が必要です。

ニュース詳細(2010年 3月31日)

 市民事件・労働事件・医療事件・スポーツ事件を主たる活動分野としている私ですが、弁護士会の仕事もしています。
 2009年度は、東京弁護士会期成会の代表幹事代行を担当しました。執行部の一員ですが、2009年度は並木政一代表幹事と大森秀昭事務局長を中心とした執行部がしっかりした仕事をしておりましたので、補佐役の代表幹事代行としては特筆する仕事はしないまま1年を終えることになりました。他の執行部のみなさんお世話になりました。
 それでも、20年ぶりに夏合宿に参加し、多少は後進のお役になったかなと思っております。

ニュース詳細(2010年 3月 8日)

 東京弁護士会第二東京弁護士会合同図書館委員会は、毎年、合同図書館の運営改善のために、他の図書館を見学していろいろ教えを受けてきています。今年は、合同図書館委員25名で、法務図書館最高裁図書館とを見学しました。共に、国会図書館の分室として法律図書を専門に収集している図書館です。合同図書館に比較して充実した設備、スタッフ、蔵書という環境で大変すばらしい環境にありました。
 合同図書館は、利用者が急激に増加して職員の負担が増加している中、狭隘なスペースの中での蔵書管理方法を模索するという転機の中で参考を迎えており、これからの合同図書館運営を考える上で、大変参考になりました。

ニュース詳細(2010年 2月28日)

 自宅近くの佃大橋で東京マラソンのランナーの応援をしました。佃大橋西詰めが36kmポイントです。
 トップランナーたちが通過する頃は本当に寒くて、一時自宅に戻ってテレビで応援。その後、天候が回復してから、お昼頃に再度応援に行きました。











ニュース詳細(2010年 2月24日)

 西武ライオンズの裏金問題に端に大問題となった高校野球の特待生問題では、日本高等学校野球連盟の有識者会議の一員として、高校野球のあり方を考える機会に恵まれました。
 有識者会議の答申では、「野球の部活動に精進し、優秀な成果をおさめる生徒は、その卓越した自己努力や他の部員との協調性などの面において、その人間性を成長させている」とし、「そのような教育的効果にかんがみれば、野球の部活動を通じて豊かな人間性を養い、優れた成果をあげると見込まれる生徒に対し、合理的な範囲で特別な待遇を行うことにより、その自覚や意欲をさらに高め、努力の継続による人間性の向上を図ることは、教育基本法及び学校教育法に定める目的にかなうものと考える」と野球特待生の優れた面を評価する一方で、「一部の学校においては、勝利至上主義に陥り、教育の一環としての部活動の趣旨に反する指導が行われている」として、野球特待生について「特待生を認めるにあたり、その目的にかなう適切な条件を付することが必要である」とし、「条件付きで特待生を容認」する提言しました。
 現在、日本高等学校野球連盟は、この有識者会議の提言にそった運用をしなかがら、特待制度の実状を調査しています。
 有識者会議は、「野球憲章全般の見直し作業が必要と考える。」との意見も提言し、日本学生野球協会は、2008年日本学生野球憲章検討委員会を設置し、検討を行ってきました。  日本学生野球憲章検討委員会は、2009年8月31日、改正第1次案を公表し、意見を公募し、2009年11月には改正第2次案を公表し、さらに議論を重ねて、2010年2月24日の日本学生野球協会評議員会で最終案を全会一致で可決をしました。
 新日本学生野球憲章は、旧憲章の基本理念を踏襲しつつも、高校野球は教育の一貫であるとの基本を踏まえて、過度の練習による弊害、プロアマ問題の整理、不服申立制度の整備など全面的な改正となっております。
 学生野球の健全な発展が期待されています

ニュース詳細(2010年 2月 1日)

 日本スポーツ法学会(主管:スポーツ基本法立法研究専門委員会プロジェクトチーム)と第二東京弁護士会スポーツ法政策研究会は、2009年12月19日、「日本のスポーツを強くするシンポジウム-スポーツ基本法立法を求め、スポーツ権の確立をめざして」とのテーマでシンポジウムを開催しました。
 このシンポジウムにおいて、全国高等学校総合体育大会の地区予選会への出場を拒まれた生徒の保護者が、当該生徒が選手として全国高等学校総合体育大会の地区予選会に出場できるよう救済を求める発言をしました。
 これを契機に、大橋卓生弁護士松本泰介弁護士、私の3名が当該大会出場を拒絶された選手代理人となり、東京都高等学校体育連盟と協議をし、受任後3日後の22日、当事者間の話し合いで当該事件は円満に解決され、当該選手は地区予選に参加することができました。当該選手は、出場した地区予選で上位となり、全国大会にも出場しました。
 弁護団がこの事件の解決手段として日本スポーツ仲裁機構(JSAA)の仲裁を利用することを検討したのですが、(財)全国高等学校体育連盟が主催する全国高校総合体育大会(インターハイ)とその地区予選に関するスポーツ紛争は日本スポーツ仲裁機構における仲裁で解決することが、事実上困難であることがわかったのです。当該事案は、幸い話し合いで解決をしましたが、今後のインターハイをめぐる紛争の迅速・合理的な解決のために改善が必要と考えました。
 弁護団は、上記シンポジウムの主管である日本スポーツ法学会スポーツ基本法立法研究専門委員会プロジェクトチームと第二東京弁護士会スポーツ法政策研究会に対して、「スポーツ権の確立をめざして」という上記シンポジウムの趣旨に照らして、改善されるべきであるとして、シンポジウムを主管・主催した両会に改善の働きかけを御願いしました。
 その結果、日本スポーツ法学会スポーツ基本法立法研究専門委員会プロジェクトチームと第二東京弁護士会スポーツ法政策研究会両会連名で、日本スポーツ仲裁機構と全国高等学校体育連盟に対する2010年2月1日付要望書が提出されたものです。

ニュース詳細(2010年 1月31日)

 (財)日本体育協会スポーツ少年団は、毎年、「ジュニアスポーツの育成と安全・安心フォーラム」を開催しています。
 2010度のフォーラムは、「インフルエンザとスポーツ活動」をテーマに2010年1月31日名古屋市で開催されました。
 私は、日高哲朗(千葉大学教育学部教授)座長の下、原光彦先生(東京都立広尾病院小児科医師)と共に、「新型インフルエンザとスポーツ大会の開催」というテーマで報告を担当しました。
 2009年の新型インフルエンザ蔓延時には、競技団体は、予定されていたスポーツ大会を実施するのか否か、感染が疑われるために参加不可とする選手をどのような基準で決めるのか、地区予選の大会が開催不能となった場合には全国大会に誰を派遣するのか、などの問題をめぐって、各地から様々な悩みが寄せられていたため、このテーマでの開催となりました。
 感染症の感染力の強さ、感染した場合の結果の重大性、そのスポーツ大会開催の重要性とを総合的に考慮して、一つ一つの問題を解決していくことになるため、画一的な答えとはなりませんでしたが、解決の視点は整理されたかと思っています。
 ジュニアスポーツに限らず、スポーツ大会の運営の参考になれば幸いです。講演集はこちら

ニュース詳細(2010年 1月23日)

 日本高等学校野球連盟のお手伝いをしている関係で、昨年は山梨県高等学校野球連盟宮崎県高等学校野球連盟で、野球に関する事故防止について指導者に話をする機会に恵まれました。
 野球は競技人口も多く、過去の事故例が集積されているにもかかわらず、過去の失敗例が十分に活かされることなく、重大な事故を繰り返し発生させてしまっている競技の一つです。
 2010年1月31日は、高知県で、野球に特有な事故と他の競技にも共通する自然環境との関係で生じる事故(熱中症、落雷事故)について、その実状・原因・対策を2時間枠で駆け足で説明をしました。
 高知県での講習会には、高校野球のみならず、少年野球、中学野球の関係者も多く参加してくれました。
 事故を防止したい、教えている子どもたちに後遺障害や死亡という重大事故を発生させたくないというのは指導者共通の願いであり、これを支えたいというのが私のスポーツ法にかかわった原点です。

by MLSO