スポーツ事故の予防 水泳

スポーツを楽しむ権利の実現

プールでの競泳スタート事故/季刊教育法193号

「教育行政に何が求められているのか-プールでの競泳スタート事故を繰り返さないために」【季刊教育法193号】

1993年4月12日の参議院決算委員会で、文部省のプールでの競泳スタート事故対策が十分でないとの質問に対して、奥田與志清文部省体育局長・森山眞弓文部大臣は、どのような原因と考えてどのような対策を約したのか。 これまでの教育行政がおこなってきたスポーツ事故予防の歴史と正しい対策のための提言です。

1 1993年参議院決算委員会
2 「水泳プールの建設と管理の手びき」(1966年)
 なぜプール中央が1番深いのか
 プールの水深とスタート台の高さ
 文部省はどうしてスタート事故を発生しやすいプールを推奨したのか
 「プール建設の手びき」がもたらしたもの
3 スタート事故予防に関する日本水泳連盟の対応
4 スタート事故予防に関する教育行政の変遷
 「猪突猛進型」・「石橋叩いても渡らず型」の各対応の誤り
 全面改訂版「水泳指導の手引」(1986年版)
 「石橋叩いても渡らず型」の対応に
 正しいスタート事故対策を:4つの提言

コーチのための水泳事故予防

水泳コーチに必要な法律の基礎知識【日本水泳連盟編】(水泳コーチ教本(第3版),2014年)
1 水泳での事故予防
 1) どのような事故を予防するのか
 2) 溺水事故を予防するための施設の選択と指導上の配慮
  (1) 溺水とプールの設置・保存の瑕疵
  (2) プールの監視員・指導者としての監視・救護義務
  (3) 海や湖での監視員・指導者としての監視・救護義務
  (4) 着衣泳などにおける溺水防止
 3) 飛び込み事故を予防するための施設の選択と指導上の配慮
  (1) スタート台直下の水深が十分でないプールが普及した歴史
  (2) 日本水泳連盟の公認規則の変遷
  (3) 到達水深に関する研究と到達水深が深くなる要因
  (4) 判例上必要とされているプールの水深
  (5) 競技者を対象とした安全な水深
  (6) スタートを習得していない者に対するスタート指導における安全な水深
  (7) 安全を確保するための指導上の注意
 4) 溺水・飛び込み以外の水泳事故を予防するための配慮
2 スポーツ界における暴力の根絶
 1) スポーツ界における暴力の実態
 2) スポーツ指導で愛のムチは許されているのか
 3) スポーツ指導者の暴力の4パターン
 4) 暴力の根絶に成功しなかった原因
 5) 暴力を支持する広範な人々の存在
 6) 暴力の原因は勝利主義ではない
 7) スポーツ界は本当に暴力とたたかってきたのか?
 8) 暴力に頼らない指導のために何が必要か
3 スポーツ仲裁
 1) スポーツ仲裁とは
 2) ドーピング検査で陽性とされた場合の不服申立手続
 3) 特定調停合意に基づくスポーツ調停

飛び込み事故/日本スポーツ法学会年報

スポーツ障害・事故の法律側面の現状と課題 (日本スポーツ法学会年報2号,1994年)

 日本スポーツ法学会の1994年12月大会の基調講演です。
 水泳における飛び込み事故を中心にスポーツ事故予防を論じています。

目次
第1 スポーツ事故をめぐる紛争の実態
第2 スポーツ事故をめぐる紛争の特徴
第3 スポーツ事故の予防対策
  1 事故の発生件数の推移
  2 競技団体の事故対策
第4 スタート事故の検討
  1 スタート事故の発生状況
  2 スタート事故予防のためのプールの設置管理の問題
  3 スタート事故予防のための指導上の問題
第5 補償制度
第6 事故が法的紛争に至る要因
まとめ
(※本データは権利者の承諾を得て掲載しています。無断での転載・複製等は厳禁いたします。)

飛び込み事故/ジュリスト

飛び込み事故とプールの設置管理の瑕疵 (ジュリスト1013号,1992年)
 裁判所が、スポーツ医学・体育学の研究成果に立脚しないまま、飛び込みに適しないプールを「安全である」と判断しつづけていることが、「水深1~1.3mという『普通』のプールで、『普通』の飛び込みをする限り事故は起こらない」という「安全神話」を生み、飛び込み事故の発生を繰り返す温床となっているのではないかという視点から、判例のプールの設置管理の瑕疵に対する判断について、スポーツ医学・体育学の研究の到達点を踏まえて考察した。
1 判例に見るプールの設置管理の瑕疵の判断基準
 (1) 「公認規則」や「文部省の手びき」で定める各種プールの規格に適合していることを理由としてプールの設置管理の瑕疵を否定する判例
 (2) 当該プールにおいて従前事故が発生していないこと、あるいは、同種の規格のプールが多いことなどを理由に設置管理の瑕疵を否定する判例
 (3) 「公認規則」ないし「文部省の手びき」における規格に準拠するだけでは「通常有すべき安全性」を備えているといえないとする判例
2 プールの設置管理の瑕疵の判断基準の検討
 (1) 国家賠償法二条一項の営造物の設置また管理の瑕疵
 (2) 「公認規則」などの規格に適合していることをプールの設置管理の瑕疵の判断基準とすることの検討
 (3) 「当該プールにおいて従前事故が発生していないこと」などをプールの設置管理の瑕疵の基準とすることの検討
(※本データは転載について権利者の承諾が得られておりませんので本文は掲載しておりません。もよりの図書館で御利用ください。)

水泳事故判例紹介

水泳事故(スポーツのリスクマネジメント,2009年)
1 横浜市立中山中学校の水泳授業中におけるプールでの飛び込み事故(最高裁第2小法廷1987年2月6日判決)
2 熊谷高校水泳部員の行田市民プールでの飛び込み事故(浦和地裁 1993年4月23日判決
3 加古川北高校の水泳授業中におけるプールでの飛び込み事故(大阪高裁1994年11月24日判決)
4 会員制スポーツクラブの監視者がいないプール内での溺死事故(富山地裁1994年10月6日判決)
(※本データは権利者の承諾を得て掲載しています。無断での転載・複製等は厳禁いたします。)



水泳事故予防/(財)日本水泳連盟

水泳プールでの重大事故の法律問題 (水泳プールでの重大事故を防ぐ,2007年)
1 スポーツ事故判例と水泳プールでの事故判例
2 失敗例から学ぶ
3 飛び込み事故を予防するための施設の選択と指導上の配慮
 (1) 飛び込み事故を防止するためのプールの水深に関する基準
 (2) 飛び込み事故判例におけるプールの安全性の判断
 (3) プールでの飛び込み事故判例から考える安全なプールの基準
 (4) 競技者を対象とした安全水深
 (5) 初心者を対象とした安全水深
 (6) 安全を確保するための指導上の注意
  a 危険性を理解させる
  b 事故を回避する技術の習得
  c 泳者の技量に応じた個別指導
  d 飛び込みをする泳者を注視し、異常が認められる場合にはスタートを中止させ、あるいは事故が生じた後迅速に必要な救護処置をとる義務
4 溺水事故を予防するための施設の選択と指導上の配慮
 (1) 水深に変化のあるプールにおける深みでの溺水防止
 (2) 大人用と子ども用のプールが併設されている場合の安全管理
 (3) 排水口吸い込まれ事故の防止
 (4) 救命措置
5 飛び込み、溺水事故以外
 (1) 泳者どうしの衝突防止措置
 (2) プールサイドなどの転倒予防措置
 (3) 感電事故予防措置
 (4) 子どもの行動を予測する
(※本データは権利者の承諾を得て掲載しています。無断での転載・複製等は厳禁いたします。)



飛び込み事故予防のためのプールの構造

シリーズ「学校事故研究」 プールにおけるスタート事故の原因と対策 (季刊教育法135号,2002年)
1 プールにおける事故の発生状況
2 スタート事故予防のためのプールの設置管理の問題
 (1)浅いプールが[普及」した原因
 (2)(財)日本水泳連盟の公認規則
 (3)プールでの到達水深の実験
 (4)安全のための余裕
 (5)プールの設置管理の実態
 (6)危険な状態が放置された原因はどこにあるか
 (7)スタート事故の防止のための施設のガイドライン
3 スタート事故予防のための指導上の問題
(※本データは権利者の承諾を得て掲載しています。無断での転載・複製等は厳禁いたします。)



インストラクターのためのプール事故予防

プールでの事故と補償 (HEAlTH NETWOrK203号,2001年)


(※本データは権利者の承諾を得て掲載しています。無断での転載・複製等は厳禁いたします。)









プールでの排水口吸い込まれ事故予防

判例に見る排水口事故の現状と対策 (月刊体育施設30巻2号,2001年)
1 プール排水口吸い込まれ事故の発生状況
2 排水口事故対策の現状
3 プール排水口吸い込まれ事故判例
 1) 宇治市立西宇治中学校事件
 2) 大阪市立泉尾工業高校事件
 3) 西伊豆町立仁科小学校事件
 4) 設置管理の瑕疵
 5) 過失相殺
(※本データは権利者の承諾を得て掲載しています。無断での転載・複製等は厳禁いたします。)









溺れる事故予防

スポーツと法/実践編 おぼれる事故 (指導者のためのスポーツジャーナル201号,1997年)


(※本データは権利者の承諾を得て掲載しています。無断での転載・複製等は厳禁いたします。)









プールの飛び込み事故予防

プール飛び込み事故予防のための安全対策-プール構造と指導管理を中心に (デサントスポーツ科学18号,1997年)



(※本データは共同執筆ですのでデータのアップをしておりません。)









子どもの飛び込み事故予防

プール飛び込み事故の争点 (新・子どものスポーツ医学,1997年)

「望月浩一郎:-トピックス-プール飛び込み事故の争点、新子どものスポーツ医学(井形高明、武藤芳照、浅井利夫編)、p194-195,1997,南江堂」より許諾を得て転載。無断での転載・複製等は厳禁いたします。









飛び込み事故の防止策

判例を基に施設に警鐘鳴らす-飛び込み事故防止策は十分でない (月刊体育施設25-8,p71-80,1996)


(※本データは権利者の承諾を得て掲載しています。無断での転載・複製等は厳禁いたします。)









学校プールの安全性

学校プールでの事故の法律上の論点 (月刊スクールサイエンス29巻269号,1996年)


(※本データは権利者の承諾を得て掲載しています。無断での転載・複製等は厳禁いたします。)









プール飛び込み事故対策

プール飛び込み事故の原因と対策 (学校におけるスポーツ医学,1996年)


(※本データは権利者の承諾を得て掲載しています。無断での転載・複製等は厳禁いたします。)









室内プールの構造の実態と安全対策

スタート事故予防対策の現状と課題-埼玉県内室内プールの実態調査から (月刊スクールサイエンス27巻249号,1994年)


(※本データは権利者の承諾を得て掲載しています。無断での転載・複製等は厳禁いたします。)









スタート事故と指導者・管理者の責任

スタート事故と指導者管理者の法的責任 (Japanese Journal of SPORTS SCIENCE13-2,p189-195,1994)


(※本データは権利者の承諾を得て掲載しています。無断での転載・複製等は厳禁いたします。)