友添秀則先生編著の「スポーツ倫理学を学ぶ」(2025年4月10日初版)が完成した。
スポーツ界の不祥事の解決に当たってきた者の一人としては、スポーツ倫理は、不祥事を解決するための指針である。
スポーツ界の不祥事は大別すると次のスライドのとおり6種類となる。死亡あるいは後遺障害を残すような重大事故も不祥事の一つである。私は、「スポーツ倫理学を学ぶ」の刊行には、「体育・スポーツ事故の倫理的視点」のコラムを担当して、協力した。
「遅れている体育・スポーツ事故」、「体育・スポーツ活動の事故をめぐる2つのまちがいと正しい視点」、「プレイヤーの命と健康を守る主人公はプレイヤー」について私の意見を紹介した。プレイヤーは守るべき対象でもあるが、同時に、「プレイヤーの命と健康を守る主人公はプレイヤー」でなければならない。
スポーツに携わる方々にお勧めする一冊である。