ウインドサーフィンで疾走中に波待ちのサーファーと衝突した事故における責任-大阪地裁平成9年6月13日判決【SECURITY SPORTS LIFE3号、1998年】

 ウインドサーフィンで疾走中に波待ちのサーファーと衝突した事故についての大阪地裁1997年6月13日判決(判例タイムズ959号193頁)についての判例評釈です。
 ウインドサーフィンとサーフボードとの衝突では初めての判決です。洋上スポーツにおけるそれぞれの注意義務についての先例となっています。ウインドサーフィンもサーフィンも急制動、急な方向変更が困難であるという特徴があるため、自己の進行方向に対する注意義務が認められています。