防げ! サプリメントによるドーピング! (メディアパルムック) ムック 【エスクリエート、2019年】

 法律においては罪刑法定主義という原則が働き、検察側が有罪立証の責任を負います。
ところが、アンチ・ドーピングにおいては、体内から禁止物質が検出されると、厳格責任主義という全く逆の原則が働き、アスリートがドーピング違反でないことを立証しなければなりません。
アスリートが摂取したサプリメントに、WADA禁止物質が含まれていることが表示されていないため、意図せずにWADA禁止物質を摂取してしまい、ドーピング違反となるケースは少なくありません。
アスリートが、サプリメントの危険性を理解することは、意図しないドーピング違反から自らの身を守るために不可欠です。