「転倒予防白書2023」【日本転倒予防学会、日本医事新報社、2023年】
「日本転倒予防学会」は、2004年に発足された「転倒予防医学研究会」を前身として、2014年に設立された学会だ。2022年には一般社団法人となった。
私は、「転倒予防医学研究会」発足当時から、研究会・学会のメンバー・監事として参加をしている。
「日本転倒予防学会」は、2016年、「転倒予防白書」(第1版)を刊行し、2019年に第2版が、令和5年に第3版が刊行された。
「転倒予防白書」は、転倒予防に関わる分野・領域の医療・保健・福祉・介護・教育・スポーツ・建築・工学・法律等、多岐にわたる専門職や機関を読者対象に、その実態と現状を提示しつつ、対策・展望を示し、それぞれの今後の職務や活動に資することを目的として、転倒予防活動にかかわる多数の執筆者による共著である。
私も初版以降「転倒予防に関連した法律的側面」を執筆している。
転倒事故を防ぎ、転倒事故により死亡したり重大な障害を残したりする人を少しでも減らせるために役立てていただければ幸いである。