労働時間

労働時間

教員の命と健康を守るための課題_労働時間規制で守られない公立学校教員【季刊教育法205、2022年】

教員が、過酷な労働条件の下で、「子どものために」と献身的に働き、倒れていく過労死は後を絶たない。文部科学省調査「精神疾患による病気休職者の推移」では、教職員の2018年休職者数は5,212人(0.57%)であり、この10年間は概ね同一の水準...
「暴力・暴言・ハラスメント」

「ブラック部活」の「ホワイト」化への課題-スポーツ庁の取り組みをとおして【季刊教育法196、2018年】

スポーツ庁は、2018年3月、運動部活動の在り方に関する総合的なガイドラインを公表しました。このガイドラインは、ブラック部活の問題を解決するために大きな役割を果たすと期待されています。  この期待に応える為に、ガイドラインの内容をより充実さ...
労働時間

まず一人が立ち上がり,郵政公社に32億円の未払残業代を支払わせた-日本橋郵便局事件(日本労働弁護団50年【第2巻】、2007年)

日本橋郵便局第三集配営業課課長代理の木村宜詞氏(34歳)が2004年12月10日に日本郵政公社を被告として時間外労働手当の支払請求を提起した件につき、2005年5月9日、被告日本郵政公社が不払い労働の事実を認める画期的な内容で和解が成立した...
過労死

68歳警備員の脳梗塞死と労災認定 労働保険審査会1998年6月30日富士保安警備事件裁決の意義【労働者の権利227号、1998年】

68歳の警備員が、連続38時間の病院での警備業務に従事中、脳梗塞により死亡した富士保安警備事件で、労働保険審査会は、1998年6月30日、労災保険不支給処分を取り消した。 富士保安警備事件は、使用者である㈱富士保安警備に対する損害賠償請求と...
過労死

自宅残業も公務-中野中学校教諭くも膜下出血死事件【季刊教育法91、1992年】

中野宏之先生は、船橋市立習志野台中学校に転勤して8か月、あと2日で2学期が終わるという1987年12月22日くも膜下出血を発症し、52歳で2度と帰らぬ人となりました。 どの学校でも学期末は忙しくなるが、2学期末はこれに進路指導が加わります。...
過労死

中学校教諭のくも膜下出血死と公務災害認定-千葉地公災審査会1992年8月11日【労働法律旬報1299号,1992年】

中野宏之先生は、船橋市立習志野台中学校に転勤して8か月、あと2日で2学期が終わるという1987年12月22日くも膜下出血を発症し、52歳で2度と帰らぬ人となりました。  どの学校でも学期末は忙しくなるが、2学期末はこれに進路指導が加わります...