スポーツを楽しむ権利の実現

スポーツ外傷・障害

医師に求められるスポーツ外傷への対応と法的責任【臨床スポーツ医学33巻9号、2016年】

スポーツを楽しむ人々が増えるに伴い、スポーツ外傷も増加しています。スポーツ安全保険の医療給付支給率(医療給付支給数/加入者数)は1980年代後半の約2倍となっています。  スポーツ外傷による法的紛争を予防し、あるいは、紛争を深刻化させないた...
スポーツ外傷・障害

水泳と私【月刊水泳481号、2016年】

水泳をする方々は、水泳を楽しくすばらしいスポーツとしてかかわっています。スポーツには、光り輝くものがあります。  しかし、光があれば必ず影があります。弁護士としての仕事は、光り輝く場面で声がかかることはあまりありません。専ら、影の部分をいか...
スポーツ外傷・障害

組立体操の安全配慮義務と行政による規制の在り方【体育科教科64巻8号、2016年】

スポーツ振興センターの学校事故事例検索データベース(2005年度~2014年度)の小学校、中学校及び高等学校の学校管理下におけるスポーツ・体育活動中の重大事故(死亡・障害事例)は2,472件です。  この中で、「運動会・体育祭」として特定さ...
スポーツ外傷・障害

中学校体育の柔道指導と外傷・障害、事故予防のポイント【イラストと写真でわかる武道のスポーツ医学第3巻、ベースボールマガジン社、2017年】

2012年度から実施された新学習指導要領により、中学校第1学年及び第2学年では、それまで「武道又はダンス」として選択領域であったものが、「武道」は、「ダンス」とともに必修化され、3年生では、「球技」と「武道」の領域から1領域以上を選択するこ...
スポーツ外傷・障害

判例から見た熱中症事故の予防と対策【季刊教育法187号、2015年】

公刊集に掲載されている学校管理下におけるスポーツ中の熱中症判例は、18事件(内、刑事事件2件)について、上級審を含めて22判例があります。  民事損害賠償請求事件で4事件を除きいずれも損害賠償請求が認容され、2件の刑事事件ではいずれも有罪と...
スポーツ外傷・障害

ジュニアアスリートをサポートするスポーツ医科学ガイドブック【メジカルビュー社、2015年】

ジュニアアスリートに対する科学的なトレーニング方法や外傷・障害予防が求められています。8点のポイントについて網羅した書籍です。 ① ジュニアアスリートの身体面や精神面の発育・発達に関する知識とそれに対応するトレーニング方法を理解して実践する...
スポーツ外傷・障害

どうしてスポーツ事故は繰り返されるのか-今のスポーツ事故対策に欠けているものは【法律のひろば68巻10号、2015年】

「月刊法律のひろば」2015年10月号は、「特集 スポーツ振興の未来-法的立場からみた課題と紛争解決」の特集号です。次の6つの論文が掲載されています。 ○ スポーツ庁の設置とスポーツ紛争解決に関する今後の施策/文部科学省スポーツ庁政策課 ○...
「暴力・暴言・ハラスメント」

文部科学省体罰実態調査が示すもの【季刊教育法185号、2015年】

文部科学省は、2013年8月9日、「2012年体罰の実態把握について(第2次報告)」を公表しました。大阪市立桜宮高校バスケットボール部で顧問教諭から体罰を受けた男子生徒が自殺した事件を契機に行われた緊急調査です。  対象となった学校は、小学...
「暴力・暴言・ハラスメント」

日本のスポーツ・インテグリティーは危機的状況か【現代スポーツ評論32、2015年】

友添秀則(早稲田大学)先生、清水諭(筑波大学)と私とで「日本のスポーツ・インテグリティーは危機的状況か」のテーマで鼎談をしました。取り上げた話題は次のとおりです。 (1) スポーツ界の暴力・ハラスメント問題、 (2) 全柔連強化留保金の問題...
「暴力・暴言・ハラスメント」

スポーツ現場での暴力をどのようにして防ぐか【日本臨床スポーツ医学会誌 23巻2号、 2015年】

2015年1月24日に開催された「日本臨床スポーツ医学会2015年公開シンポジウム」は、「子ども達の健全な発育・発達とスポーツ」のテーマで開催されました。 発表者は次のとおりです。 ○ 小児のスポーツ障害・外傷/熊本大学大学院生命科学研究部...